【リペア品】銀魚々子彫り羅宇煙管 金吸口
¥45,000 税込
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日本の伝統的な彫金技術「魚々子彫り」で柄を表現した銀煙管。
銀部分は銀と少量の銅を混ぜた合金かと思われます。吸口の金部分は、金か、もしくは金に銅を混ぜた合金かと思われます。いずれにせよオレンジがかった美しい黄金色が目を引きます。
羅宇竹は染黒竹を使用。
真竹を黒色に染め上げた竹です。
〜魚々子彫り(ななこぼり)とは?〜
金工技法の一つ。魚子とも書く。切っ先の刃が小円となった鏨(たがね)を打ち込み、金属の表面に細かい粟(あわ)粒をまいたようにみせる技法。隣接して密に打たれたさまが、あたかも魚の卵をまき散らしたようにみえるところからこの名がある。普通は文様部以外の地の部分に打たれる。日本には中国から伝わったと考えられるが、『正倉院文書』に「魚々子打工」とみえるところから、奈良時代にはすでに専門工がいたことが知られ、正倉院には当時使用された魚々子鏨が伝存している。遺品の古い例としては、668年創建の滋賀・崇福寺塔心礎出土の鉄鏡や、686年とも698年銘ともいわれる奈良・長谷(はせ)寺の銅板法華説相図にみられるものがある。
奈良時代から平安時代までは概して魚々子の打ち方は不ぞろいのものが多いが、時代が下るとともに整然と打たれるようになり、江戸時代には「互(ぐ)の目魚々子」とか「大名縞(しま)魚々子」といった変わり打ちも出現した。
切り先の刃が細かく小円となった鏨(ななこ鏨)の刃は、1粒、2粒、3連粒、6連粒、また3×3粒、4×4粒、5×5粒などのものがある。なかでも、最も高度な技術を要するものが一粒魚々子で、魚々子を一粒ずつ乱れずに打っていく技は相当熟練した職人技といえる。京都には、この魚々子を専門とする職人がいた。荒いものほど、一粒一粒の形にごまかしがきかず、また縦横乱れずに打っていくことは至難の技である。
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古いキセルのラオ交換(竹の部分)、煙道クリーニングをして、
もう一度ご使用できるようにリペアしています。
(中古品ですのでご使用されるかどうかは自己判断でお願い致します)
多くのキセル職人が技を競っていた時代、
工芸品・芸術品として優れた煙管が数多く作られました。
時は過ぎ去り、現代ではキセル職人は数えるほどしかいないようになってしまいました。
だからこそ、かつて作られた優れた煙管の価値は
再評価されています。
そのキセルを骨董品・観賞用として終わらせずに
実際に一服味わって、さらにキセルの実用としての魅力も味わう。
そんなことをコンセプトにリペアしております。
【サイズ】 長さ:28cm
【材質】 銀(または銀と銅の合金)、金(または金と銅の合金)、染黒竹
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